肝臓と口臭の関係について

「肝臓」と「口臭」と言われて、その関連性がすぐにわかる人はおそらく極少数だと思われますが、実は意外な因果関係があるんです。
今回はそんな肝臓と口臭の知られざる因果関係を紐解いていきたいと思います。
ではまず、この両者の事実関係から説明すると、肝臓病を患っている人はかなり高い確率で口臭が強くなる傾向があります。これは解毒や合成とは別に肝臓が持つもう一つの重要な働きに関係していると考えられています。それが「消化」です。
肝臓ではコレステロールを原料として「胆汁」という物質が作られます。肝臓で作られた胆汁はその後胆のうという臓器に蓄えらえ、食事をすると胆管を通って途中で膵液と混ざり合い、十二指腸に向かって放出されます。胃で消化された食べ物は十二指腸で胆汁と膵液との混合液と混ざり合うことで小腸で吸収される物質へと最終的に分解されていきます。内臓脂肪は特に肝臓につきやすく、脂肪がびっしりとこびりついた状態を「脂肪肝」と言い、肝機能障害の代表的な症例になりますが、肝臓に脂肪が付着しやすいというのも胆汁の原料となるコレステロールををすぐに調達するためなのです。
胆汁は黄褐色で苦味があり、空腹の状態で嘔吐すると出てくる「苦い液体」です。
つまり、肝機能が低下すると胆汁の分泌量が減り、消化不良を起こし、消化器全体に大きな負担をかけることになります。
消化器とは食べ物を消化吸収するための器官の総称で、口から肛門まで繋がった部分を言います。口臭は口腔粘膜や舌の付け根付近で異常増殖した菌が発する様々なガスが混ざり合った臭いであり、消化器全体の状態が悪くなることで口腔粘膜の免疫機能が低下し、細菌が異常増殖を起こしてしまい発生しやすい環境になります。
また、肝臓が持つ解毒作用や合成といった役割がうまく機能しなくなることで全身のいたるところで機能不全や機能低下を引き起こし、全体的な免疫力の低下を招き、口腔内の雑菌増殖を食い止めることができずに強い口臭の原因となることも考えられます。

 

一時的な肝機能障害で強い口臭が発生するということはありませんが、慢性的な肝機能障害を起こしている人で胃がもたれやすいとか、酸っぱいものがこみ上げてくる、腹部膨満感が強いという症状を起こしている場合は口臭が強くなる要素大なので早めに医療機関に相談し、適切な食事療法を受けるようにしましょう。その際、肝臓系サプリメントを導入することで容易に肝機能をサポートすることができるようになります。